
TP-345の特徴
谷口眼鏡が手掛ける「Turning Step」シリーズのTP-345は、クラシックと現代性が絶妙に調和したボストン型フレームです。やや縦長のシェイプが、知的で優しい印象を演出します。
甲丸カットが生む豊かな立体感
このモデル最大の特徴は、リム表面に施された「甲丸カット」です。特殊な加工により、リム表面がふっくらと丸みを帯びるように削られており、光の当たり方によって美しい陰影が生まれます。一般的なセルフレームにはない、この上質で柔らかな印象こそが谷口眼鏡の職人技が生み出す美しさです。
単なる装飾ではなく、掛ける人の顔立ちに深みと表情を与えるディテールとなっています。フレーム全体に豊かな立体感が生まれ、見た目の重厚感とは裏腹に軽やかな掛け心地を実現しています。
異素材の調和が生む上質な表情
TP-345は、βチタン製のリム内側にアセテートを組み込んだコンビネーションフレーム構造です。正面からは温かみのあるアセテートの色合いが主役となり、側面からは金属の引き締まったラインが際立ちます。この異素材の組み合わせが、顔周りに奥行きと上質な表情をもたらします。
リム、ブリッジ、ヨロイ、クリングス、芯金など主要な金属部分にはチタンを使用。軽量かつ高強度で耐食性にも優れ、金属アレルギーのリスクも低いため、敏感肌の方にも安心してお使いいただけます。眼鏡全体の重量を耳側に配置する「後方重心設計」により、鼻への負担を軽減し、長時間でも快適な装用感が続きます。
職人が手掛ける細部へのこだわり
福井県鯖江市の熟練職人が、一つひとつ手作業で丁寧に製作しています。テンプル内部に通されたチタン製の芯金には、カラーによって繊細な彫金装飾が施されており、見えない部分にまで職人のこだわりが感じられる仕上がりです。
テンプル部分のアセテート素材は適度な弾力性を持ち、温めることで曲げ加工が可能なため、顔の形に合わせた細かなフィッティング調整ができます。甲丸カットの立体感、コンビネーション構造の美しさ、後方重心設計の快適さ。すべてが、長年培われた技術と現代的な発想が融合した結果です。
多様なシーンで活躍する普遍的なデザイン
クラシックなボストン型シェイプでありながら、甲丸カットによる立体感が現代的な印象も与えます。知的で柔らかな雰囲気と程よいカジュアル感を併せ持つため、ビジネスシーンでの装いから休日のリラックスしたスタイルまで、幅広いシーンに自然に調和します。
性別や年齢を問わず使い続けられる普遍的な魅力を持つデザインです。「よりそう、めがね」という谷口眼鏡の理念のもと、掛ける人のことを思い浮かべながら作られた、温もりと技術が共存する一本です。
