
S798M-01の特徴
JSDFクラシックスタンダードは、ケンテックスが2004年(平成16年)から続けてきた自衛隊時計開発プロジェクトの系譜を受け継ぐモデルです。陸・海・空各幕僚監部の協力を得ながら積み重ねてきた開発の歴史は、やがて「防衛省共済組合登録商品」という形で実を結び、現在では全国約270か所の自衛隊駐屯地・各基地においても自衛隊員向けに取り扱われています。単なるミリタリーテイストのデザインウォッチとは異なる、本物の信頼と実績がこの一本の背景にあります。
ミリタリー時計の原点としての文字盤デザイン
文字盤には、光の反射を抑えるサンドブラスト仕上げが施されています。これは夜間や強い光のもとでも文字盤の乱反射を防ぎ、時刻を素早く読み取るための機能的な仕上げです。インデックスにはアラビア数字を採用し、針は余計な装飾を省いたドルフィン型。シンプルな組み合わせが、高い視認性を生み出しています。
6時位置には陸上自衛隊の公式エンブレム(徽章)が刻まれており、このモデルが正式な協力のもと作られた証となっています。ミリタリーウォッチとしての機能美と、誇り高いディテールが共存する文字盤です。
腕に馴染む、計算されたケース形状
S798M-01のケースは、腕回りに沿うようにカーブした形状をしています。フラットなケースと比べて手首へのフィット感が高く、装着したまま激しく動いても違和感が出にくい設計です。ケース径36mmというサイズ感は、ミリタリーウォッチとして実用的であると同時に、手首の細い方や若い方にも無理なくフィットします。
JSDFシリーズが積み上げてきた信頼
ケンテックスのJSDFシリーズは、隊員との対話を重ねながら開発を続けてきた、国内では唯一無二の自衛隊時計です。自衛隊が単なる軍隊ではなく、日本の平和と安全を守る崇高な組織であるというリスペクトが、開発の原動力となっています。そのこだわりは防衛省から正式なロゴ提供・協力を得るという形で信頼に変わり、JSDFシリーズの各モデルに自衛隊の魂を吹き込んできました。
このクラシックスタンダードは、そうした積み上げの上に作られた「必要なものだけを持つ時計」です。機能を削ぎ落とした先にあるシンプルさは、デザイン上の選択ではなく、本物の実用から導かれた答えです。
隊員との交流から生まれた、本物の自衛隊時計
自衛隊では腕時計は自費購入が原則です。ケンテックスの開発担当者は、生死にかかわる任務に就く隊員たちが有名ブランドではなくケンテックスを選んでいるという事実を知り、深く感銘を受けました。その後、隊員との交流を積み重ねる中で、改良の余地がまだ多くあることを痛感。膝を突き合わせて一人ひとりの声を聞き、現場の要求をひとつひとつ設計に落とし込んでいきました。東北大震災をはじめ、危険な任務に身を投じる隊員たちの姿を目の当たりにしたことも、開発への情熱を強く後押ししています。
現在も実際に着用して飛行するテストを行うなど、現場との対話は続いています。この積み重ねがあるからこそ、防衛省本部契約商品としての信頼を得ることができました。JSDFクラシックスタンダードは、そうした年月と誠実さの上に成り立っている時計です。